ALOHA!
今回は、ハワイ島にある
『Lava Tube Shelter Cave (溶岩洞窟）』をご紹介します。

この洞窟は、
マウナ・ラニ・リゾート(Mauna Lani Resort)内に
位置するカラフイプアア歴史公園
(Kalahuipua’a Historic Park)の中にあります🌳

「マウナ・ラニ」とは
ハワイ語で “天国に手が届く山” を意味し、
その名の通り、強い大地のエネルギーと生命力に満ちた
神聖な場所に位置していることが分かります。

かつて、この溶岩洞窟は
ハワイアンの住居として使われていました。
火山噴火により溶岩が流れた後、表面だけが冷えて固まり、
内側の溶岩が流れ去ることで空洞が残ります。
こうして形成されたものが溶岩トンネル (Lava Tube) で、
やがて洞窟の姿へと変わっていったそうです🌋
天井の一部が崩れて スカイライト (Skylight) と
呼ばれる穴が生まれることもあり、
そこから自然光が差し込みます🌞

(手前の左側にある標識には、ハワイアンたちが洞窟で
どのように過ごしていたのか、その居心地の良さなど
が英語で紹介されています）

いざ洞窟に足を踏み入れると、光が差す場所へ近づくほど
石が大きくなり、次第に歩きづらくなっていきました。
空気は驚くほど澄み、周囲の音が吸い込まれるような静けさ
に包まれます。正直に言えば、どこか閉じ込められたような
緊張感があり、早く外へ出たくなる瞬間もありました...。

写真を撮る時でさえ、誰かにではなく “場所そのもの”
に許しを求めるような気持ちになり、心を整えてから
シャッターを切ったのを覚えています。
本当に不思議な体験でした。

この場所は「パワーを感じる」「オーラが見える」
とも言われ、人気の観光スポットとして知られています。
しかし、私がそこで受け取ったものは強い畏敬の念で、
むしろ軽々しく歓迎されている雰囲気ではないようにも
感じられました。


そう感じとることが出来たのは、ハワイの島々が持つ歴史や
文化について、ほんの少しでも学ばせてもらったから
かもしれません。ただ、知識のないまま足を踏み入れると、
その場所やそこに関わる人々から受け入れてもらえない
何かが生まれてしまうこともあるのだと気づかされます📒

外部の者として訪れるのであれば、なおさら敬意を持ち、
歩み寄り、その場所に入らせてもらうための許しを心の中で
そっと求める、そんな姿勢が大切だと感じます。

根拠のある話とは言えませんが、ハワイの島々には、
言葉で説明しづらい、目には見えない大切なものを
守り続けてきた場所が確かに存在します。
少し難しい内容も含みましたが、
みなさんの知識や気づきのきっかけになれば幸いです🌈

MAHALO!

営業　月曜から日曜毎日6:30〜18:30まで
①カラフイプアア歴史公園(英語)
②カラフイプアア歴史公園(英語)