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2015.12.24

渡り鳥

渡り鳥

 鳥は空を移動するので、その一部はハワイのような絶海の孤島にも飛来します。ハワイには今日でも多くの鳥が飛来します。なかでも、コーレア(ムナグロ)やモーリー(コアホウドリ)、ウーリリ(メリケンキアシシギ)、アケケケ(キョウジョシギ)などの渡り鳥は各島でよく見られます。しかし、なかにはハワイの自然環境に適応して渡りを止めたものもいます。

 

コーレア(和名:ムナグロ、英名:Pacific Golden Plover、学名:Pluvialis fulva)

シベリアやアラスカ西部で繁殖し、冬季間はハワイを含む太平洋の各諸島やオーストラリア、インド、アフリカ東部など、世界各地の温暖な土地に移動して越冬します。ザトウクジラと似た移動を繰り返すということです。和名のムナグロとは、夏羽になると顔面から腹部までの全面が黒く変わることに由来します。その他の季節は写真のような色合いになります。雌雄同色です。体長は約24cm、海辺の鳥ですが、ハワイでは湿地や公園の池などにも飛来します。

コーレア(夏羽)

モーリー(和名:コアホウドリ、英名:Laysan albatross、学名:Diomedea immutabilis)

夏季はアラスカ周辺にいますが、冬季になるとハワイを含む太平洋諸島に渡ります。ハワイ諸島ではミッドウェー島に集中しますが、その他の島でも見られます。全長約80cm、翼長約2メートルと巨大ですが、アホウドリの仲間のなかでは小柄です。とても長寿で、観察を続けているもののなかには60歳を超える個体もいて、今なお産卵を続けています。

モーリー

ウーリリ(和名:メリケンキアシシギ、英名:Wandering Tattler、学名:Tringa incanus)

アラスカで繁殖し、冬季にハワイ諸島をはじめ、北はカルフォルニア、南はオーストラリアまで移動し、越冬します。体長は約28cm、海辺や海に近い湿地帯にも訪れます。

ウーリリ

アケケケ(和名:キョウジョシギ、英名:Ruddy Turnstone、学名:renaria interpres)

5月~7月は繁殖地である北極圏にいて、ハワイへは8月頃に飛来します。(一部に渡りを止めた個体もいます。)体長は約23cm、ハワイ名は「ケケケ」という鳴き声に由来します。群れで飛ぶので比較的わかりやすい鳥のひとつと言えます。

 

※トップのイメージ画像はアケケケの群れです。

  • 近藤 純夫
    Sumio Kondo
    担当講師

    エッセイスト、翻訳家。写真家。 ハワイ火山国立公園アドバイザリースタッフ。フラ・ミュージアム(スパ・リゾート・ハワイアンズ)アドバイザー。アロハ・カワラ版(パシフィック・リゾート)アドバイザー。国内外で各種のカルチャー講座を主催。ハワイ関連の著書に『フラの花100 』(平凡社)、『歩きたくなるHawaii』(亜紀書房)、『アロハ検定オフィシャル・ブック』(共著・ダイヤモンド社)、『フラの本』(講談社)、『ハワイアンガーデン』、『ハワイ・ブック』、『ハワイ・トレッキング』、『ハワイ諸島の自然』(以上、平凡社)、『おもしろハワイ学』(JTB)、『裏ハワイ読本』(共著、宝島社)など。訳書に『イザベラ・バードのハワイ紀行』(平凡社)、『ナショナル・ジオグラフィック 荒ぶる地球』(岩波書店)など。フェイスブックで毎日ハワイの小咄と写真を発信している。 「Facebook」https://www.facebook.com/kondo.sumio

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