講座詳細
ワイキキ・ヒストリカル・ツアー
ワイキキのヒストリカル・ウォーキングツアー
- リゾート地、ワイキキの深い歴史を学ぶ
オアフ島ワイキキは世界のリゾート地として有数のホテル、ショッピング、レストラン、ビーチなどでもトップクラスです。
実はハワイ王国時代、王家の別荘などがあった場所でもあります。ワイキキや王家の歴史を聞きながら、ヒストリカル・ツアーに参加しましょう。
カメハメハ1世がハワイ諸島を統一し、ハワイ王国を建国した後、ワイキキは王家の保養地になりました。もともとハワイ語では、水の湧き出る地と意味される「ワイキキ」ですが、湿地帯であったこともあり、タロイモが栽培され、魚の養殖池もありました(フィッシュポンド)。
ハワイ王国崩壊後は、1901年に建てられたモアナ・ホテルを始め、ワイキキはリゾート地として形を変えて行きました。第二次大戦後、1950年以後、世界各国からの旅行者が集まるようになり、ホテルが建築され、現在のような世界でも有名なリゾート地となりました。
ロイヤル・ハワイアン・センターの中庭ではハワイ固有の植物を始め、伝統植物を見ることができます。ハラ、ティー、タロ、バニアン、ヤシなどの植物を実際に見ながら、古代ハワイアンが使用した植物の話などを詳しく説明してくれます。
ロイヤル・ハワイアン・センターのガーデン
ワイキキビーチはかつて、カメハメハ1世がハワイ諸島統一をする際に、オアフ島に上陸したビーチです。ワイキキビーチから攻め入り、最後はヌウアヌ・パリの戦場で勝利しました。また、王族はサーフィンが得意だった事や、王家にまつわる逸話などを詳しく話してもらえます。
また、ダイアモンドヘッドはハワイを代表する有名なランドマークです。ハワイ語では「レアヒ」と呼ばれます。
ワイキキビーチ
アウトリガー・ワイキキ・オン・ザ・ビーチ・ホテル内2階には、昔からハワイアンが使っている道具類の展示があります。こちらの道具の説明や、古代ハワイアンの生活の様子、タヒチから移民したと言われるポリネシア人の歴史を垣間見ます。大きなカヌーも展示されていますが、このカヌーは丈夫なコアの木を使い、釘を1本も使わずに作られたこと。その昔、ポリネシアから航海してきたホクレア号の話なども聞くことができます。
アウトリガー・ワイキキ・オン・ザ・ビーチ・ホテル内2階
また、ワイキキのメインストリート、カラカウア通りに、昔はトロリー電車が通っていた話を聞きながら歩き、モアナ・サーフライダー・ホテル、プリンセス・カイウラニ・ホテルなどを回ります。1900年代初頭、蒸気船でハワイに来た人達の船旅の話、アイナハウに住んでいた、プリンセス・カイウラニを始めとした王族の話、ワイキキでは最初に建てられたモアナ・ホテルについてなど、ワイキキの歴史を詳しく知ることができます。
現在ではショッピング・モールであるキングス・ビレッジの中に入ると、実は博物館のようになっています。カラカウア王の話を始め、ビレッジ内には王家の展示物などが多くあるので、ハワイ王国についての話を聞きましょう。
キングス・ビレッジ
ツアーの最後は、ワイキキにあるパワースポット、ウィザード・ストーン・オブ・カパエマフと呼ばれる、悪いエネルギーを取り除いてくれるパワースポットであるワイキキの魔法石を見ます。昔、タヒチからハワイにやってきたヒーラー(予言者のような人)が、タヒチに帰る前に1ヶ月かけてマナを吹き込んだといわれる4つの石があり、悪いエネルギーを吸い取り、癒しの力を与えてくれるという言い伝えがあります。
石の持つ意味などを聞き、パワーをもらってツアーは終了となります。
ワイキキにはリゾート地としての顔がありますが、深い歴史もたくさんあります。何回も泊まったことのあるワイキキの地の歴史を知るのも、興味深いものではないでしょうか?
カパエマフ・ストーン
ワイキキ歴史街道ツアー
http://www.hawaii-historic-tour.com/wp/
さゆり・ロバーツさんによりハワイ・ヒストリック・ツアー
集合場所:ワイキキ・ショッピング・プラザ カラカウア通り側入り口前
時間:月・木曜日(祝祭日は除く)朝9時~10時45分
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藤原 小百合 アンAnne Sayuri Fujiwara担当講師
【インタビュー動画あり】
アーミッシュキルトの盛んなアメリカ・オハイオ州の高校に留学中にアメリカン・パッチワークを習得。メリーランド大学学士号取得。その後ハワイに移住し、マウイ島のハナ・マウイ・ホテルで出会ったハワイアンキルトのベッドカバーに一目惚れをし、ハワイアンキルトを始める。2001年9月11日、ニューヨークで起きた同時多発テロ事件の犠牲者とその家族への追悼キルト、『千羽鶴 フレンドシップキルト』を全国のキルターとともに完成させ、2009年9月、9.11メモリアルに寄贈。2011年7月、ハワイで毎年開催される「キルトハワイ」において、オリジナルデザインの「マノアの森」キルトがグランプリ受賞。ハワイ、日本でのレッスンなど、伝統的なハワイアンキルトを広げるため、日々奔走中。15年以上、パシフィックリゾートの「キルトパラダイス」(http://www.holoholo.world/kawaraban/category/quilt/)を連載中。 日本でハワイアンキルト本を数冊出版。2006年よりホノルルフェスティバルにおける伝統的ハワイアンキルト展を毎年開催。2013年よりイオラニ宮殿の日本語ドーセントのボランティアを始め、現在ハワイ在住31年目。