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2020.07.03

まつりインハワイ(パンパシフィック・フェスティバル)

ここがポイント

1980年にスタート。
ハワイでは「パンパシフィック・フェスティバル」との名で知られる。

まつりインハワイ

40年の歴史を持つ人気イベント


まつりインハワイが創設されたのは、1980年。すでに40年の歴史を持つイベントということになります。ハワイと日本の文化交流、友好関係の促進を目的に掲げ、日本の伝統芸能や大衆文化の担い手たちが大挙してハワイへ。その妙技をまつり舞台やパレードで披露する、楽しい祭典としてスタートしました。

以来、日本のハワイ人気が高まるのにつれ参加者も増え続け、イベントの規模も年々拡大しています。日本からの参加者に加え地元ハワイやアメリカ本土からも多数の参加があり、今では数千人前後の規模を誇る、ハワイ指折りの人気イベントに成長。地元の人々からはパンパシフィック・フェスティバルとの名称で親しまれています。

〔Photo Courtesy of Pan-Pacific Festival〕

祭りの華は、カラカウア通りでのブロックパーティとパレード


まつりインハワイは毎年6月、3日間にわたって開催。期間中はアラモアナやワイキキの複数のステージで伝統音楽や舞踊、武道などが披露され、まさに日本のまつりがハワイにやって来たかのような賑やかさです。近年は日本&ハワイのフラダンサーの参加も増えており、日本とハワイの伝統芸能をともに楽しめる、盛りだくさんなイベントとなっています。

なかでも祭典の2大イベントといえるのが初日のブロックパーティと、最終日のパレードでしょう。ワイキキの目抜き通り、カラカウア通りでのブロックパーティには、日本のまつりの夜店をイメージして50を超えるフード&クラフトの屋台が軒を並べ、大変な人出となります。そのほかハワイでもお馴染みの盆踊りの櫓を含め、複数の特設ステージが登場。大太鼓をはじめ日本の郷土芸能、フラなどが披露されます。





特設ステージの1つ、ナー・ホク・ハノハノステージ(ナー・ホク・ハノハノ=ハワイのグラミー賞とも呼ばれるハワイアン音楽の祭典)では、ハワイを代表するミュージシャンが次々、最高の音楽を聞かせてくれるという豪華さ。まさに日本とハワイの文化の担い手の競演が繰り広げられるこのブロックパーティはワイキキカーニバルとも呼ばれますが、言い得て妙でしょう。

最終日のパレードでも同じくカラカウア通りを通行止めにし、日本&ハワイ、アメリカ本土の約40ものグループが参加。日本の舞踊や大衆芸能の名手、お神輿、大太鼓の一団、沖縄や韓国、台湾の舞踊団、武術の団体、フラやタヒチアンダンサーなどが1.7キロの道のりを練り歩き、毎年、沿道は大変な数の見物客で埋めつくされることになります。


〔Photo Courtesy of Pan-Pacific Festival〕

今やフラダンサーの参加も多数


以上の2大イベントのほかにも、海辺のステージで開催されるフラの祭典「パンパシフィック・フラフェスティバル」や、食事を味わいながらフラを楽しむ夕暮れ後の「プナヘレパーティ」、ストリートダンスの祭典「ダンスフェスタ」など、まつりインハワイの楽しみは実に多彩。創設から40年が経った今、子供時代からまつりインハワイを楽しんできたという住民も多く、今ではすっかり地元のイベントとして定着しています。


〔Photo Courtesy of Pan-Pacific Festival〕


〔Photo Courtesy of Pan-Pacific Festival〕

ちなみに、まつりインハワイがこれほどまでにハワイで浸透した背景には、150年以上も前から日系移民によりハワイで育まれてきた日本の文化・伝統への理解や愛着が、地元の人々の間にあったことは確かでしょう。そういった意味で、まつりインハワイは、まさに日本とハワイの人々をつなぐ架け橋のような祭典といえそうです。

以上のように、今や開催に合わせてハワイを訪れる人もいるほど人気の祭典に成長した、まつりインハワイ。日本でもなかなか観る機会のない全国の郷土芸能が一挙に見られるこのイベントを、ハワイの人々に混じってぜひ楽しんでみましょう。来年度のイベント詳細については、こちらのホームページを参照ください。

  • 森出 じゅん
    Jun Moride
    担当講師

    【インタビュー動画あり】
    オアフ島ホノルル在住。横浜出身。青山学院大学法学部卒業後、新聞・雑誌・広告のライターとして活動。1990年、ハワイ移住。フリーランスのジャーナリストとして活動する傍ら、ハワイの文化や歴史、神話・伝説、民間伝承を研究中。単に「美しいハワイ」にとどまらないハワイの奥深い魅力、真の姿を日本に発信すべく、執筆を続ける。イオラニ宮殿日本語ドーセント(水曜日担当)も務める。著書に「ミステリアスハワイ」(ソニー・マガジンズ刊)、「ハワイの不思議なお話」(文踊社刊)、「やさしくひも解くハワイ神話」(フィルムアート社刊)がある。
    森出じゅんのハワイ不思議生活 http://blog.goo.ne.jp/moridealex

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