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所用時間5min
2015.03.02

ラパカヒ州立歴史公園

700年以上昔のハワイアンが生活していたヒストリカル・サイト

ハワイ島コハラ・コーストに位置するラパカヒ州立歴史公園はカイルア・コナより車で約1時間、ワイコロア・エリアからは車で約40分の場所にあります。この土地は700年以上前にハワイ先住民が作り、生活をしていた村落で、今でも家、墓、カヌー置き場、ヘイアウ(祭事を司った場所)など、昔のハワイアンが生活をしていた場所を見ることができます。一部復元してある場所もありますが、パークの入り口のビジター・センターで無料のパンフレットをもらい、番号に沿ってトレイルを歩き、昔のハワイを実感してみましょう。ここもアフプアアであり、ハワイアンが区切っていた、昔からの生活の場所です。山から海に向かって広くなった三角形の場所で、タロなどの水田を作り、その場所で生活のすべてを自給自足していました。考古学的にとても重要な場所です。

ラパカヒ州立歴史公園の入り口

ハワイ先住民は家族単位でこの土地に流れ着き、生活を始めました。海では漁をし、畑ではタロイモやサツマイモなどの穀物を育てました。それぞれの人々の役割分担があり、魚と穀物などを物々交換し生活しました。海の近くの人はコアイエ・コーヴでカヌーを停め、漁をし、生活をしました。溶岩でできている海岸線はゴツゴツしていますが、魚の生息には素晴らしい場所でした。今でもトレッキングをしながら海を見ると、透明度が高いため、かなり上からでも黄色や青色の熱帯魚を見ることができます。珊瑚も豊富でこの海岸は海の生物の宝庫であることがうかがえます。このあたりの海岸146エーカー(約59万㎡)は1979年より海洋生物保護地区に指定されていて、潮の流れもかなり速いこともあり、スノーケル、水泳などは危険だとされています。また、魚、珊瑚、砂などを採取することも禁止されています。

 

食用、家などの建築材、薬、道具などに使われる植物も多くありました。多くの植物はポリネシアの国々から持ち運ばれた、カヌープラント(伝統植物)と呼ばれるものであり、肥沃な土地では穀物の他、マオ(固有のコットンの木)、ミロ、イリマ、ココヤシ、パウオーヒイヤカなども生息できました。今でもその植物を見ることができます。内陸部の人たちは植物や穀物を育て、海の人たちと魚などで物々交換をし生活をしていました。

海岸線よりみる透明感のある海

公園内にはトレッキングコースが2つあります。1番目のトレイルは約0.5マイル(約800m)で、番号に従い歩くことができます。ビジター・センターでもらうパンフレットには番号順に説明が書いてあります。(英語のみ)1番目のトレイルには、墓、茅葺き屋根の家(屋根の素材は ラウハラや、ココヤシなどを使ったと言われる)、カヌー置き場、大漁を祈願した石、井戸、塩を作った岩、チェッカーのようなハワイ古代のボードゲームの跡などを見て歩くことができます。

 

そして2番目のトレイルは約0.3マイル(約400m)で、1番目のトレイルから続いています。ここにも同じように家、ヘイアウ、見張り台などの跡が残されています。

 

この見張り台では、漁師が海の天候などを見極め、鳥、海の生物、魚などの動きにより、漁網を入れ、大漁のタイミングを計ったと言われています。

 

先人達の知恵を認識できる場所をあちらこちらに垣間見ることができます。

石で積み上げられた家やヘイアウの土台も残され、きちんと間仕切りされていたこともわかります。中には人の力では運べないほど大きな石もあり、どのような方法でここの土地に運ばれたかはまだ解明されていません。

カヌー置き場の跡

大漁を祈願した石

ハワイの先人達の知恵がたくさん詰まった歴史公園です。トレッキングされる方はその方達に敬意を表し、色々な想像をしながら、歩いてみましょう。あまり影になる場所がないので、水を持参し、ボコボコのトレイルなので、運動靴などを履いて行きましょう。

 

 

Lapakahi State Historical Park
Hawaii 270
Waimea HI  96743
Tel:  808-327-4958(インフォメーションのみ)
Website: http://www.hawaiistateparks.org/hiking/hawaii/index.cfm?hike_id=35
時間:8:00-16:00(15:30以降は駐車不可)
休み:ハワイ州の祝日
料金:無料  

参考資料

http://www.hawaiistateparks.org/hiking/hawaii/index.cfm?hike_id=35

このようなトレイルのサインがあり、番号がふってあります

  • 藤原 アン 小百合
    Sayuri Anne Fujiwara
    担当講師

    【インタビュー動画あり】
    アーミッシュキルトの盛んなアメリカ・オハイオ州の高校に留学中にアメリカン・パッチワークを習得。メリーランド大学学士号取得。その後ハワイに移住し、マウイ島のハナ・マウイ・ホテルで出会ったハワイアンキルトのベッドカバーに一目惚れをし、ハワイアンキルトを始める。2001年9月11日、ニューヨークで起きた同時多発テロ事件の犠牲者とその家族への追悼キルト、『千羽鶴 フレンドシップキルト』を全国のキルターとともに完成させ、2009年9月、9.11メモリアルに寄贈。2011年7月、ハワイで毎年開催される「キルトハワイ」において、オリジナルデザインの「マノアの森」キルトがグランプリ受賞。ハワイ、日本でのレッスンなど、伝統的なハワイアンキルトを広げるため、日々奔走中。15年以上、パシフィックリゾートの「キルトパラダイス」(http://www.holoholo.world/kawaraban/category/quilt/)を連載中。 日本でハワイアンキルト本を数冊出版。2006年よりホノルルフェスティバルにおける伝統的ハワイアンキルト展を毎年開催。2013年よりイオラニ宮殿の日本語ドーセントのボランティアを始め、現在ハワイ在住31年目。

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