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2017.02.22

ハワイアン・ミュージック・ガイド 2011-2015

ハワイアン・ミュージック・アルバムガイド 2010s

ハワイ音楽の祭典『ナ・ホク・ハノハノ (Nā Hōkū Hanohano)』で毎年発表されてきた受賞アルバムの中から、ハワイ音楽史上特筆すべきものを、年代ごとにご紹介しています。
2010年代前半はこの8枚。

Mōhalu / Nāpua (2010)

マウイ島の女性クムフラ・シンガーの2作目。2011年ナ・ホク・ハノハノで4部門受賞。ベテラン・ハワイアン・シンガーの母譲りの歌唱力と特徴的な声が魅力。メリー・モナークでもダンサーを引き連れて大活躍する彼女のハワイアン・スピリットに触れる一枚。地元賛歌『Kilakila ʻO Maui』ナプアらしさが傑出した『ʻOpulu』収録。

 

Kaunaloa / Kuana Torres Kahele (2011)

ナ・パラパライのクアナ、ソロ・デビュー作。ハワイ語で歌われる珠玉のオリジナル曲でソングライターとしての才能を発揮した。2012年ナ・ホク・ハノハノ6部門受賞。フラダンサーに愛される『Waikahuli』『Palisa』収録。

 

 

E Hoʻi Mai / Waipuna (2011)

カレ・ハンナス&マット・スプロート(後にウクレレのデビッド・カマカヒ加入)が組んだユニット、ワイプナの2作目。フラダンサーの人気を集め、2012年ナ・ホク・ハノハノ3部門受賞。『E ʻIke I Ka Nani Aʻo Poliʻahu』、マーク・ケアリイ・ホオマルとのコラボが冴える『Kamehameha Trilogy』収録。

 

ʻIo / Nathan Aweau (2012)

Hapaへの参加を経てソロで活動するネイザンが、全曲自作曲で勝負した渾身のハワイアン・アルバム。2013年ナ・ホク・ハノハノ2部門受賞。「ソング・オブ・ザ・イヤー」に輝いた名曲『Uhiwai』収録。

 

Eia / Natalie Ai Kamauu (2013)

元ミス・アロハ・フラのフラダンサー・シンガー、ナタリーのベスト・アルバム。2014年ナ・ホク・ハノハノ「アンソロジー部門」受賞。人気フラソング『Kuʻu Pua Pakalana』『No Kuʻu Ipo I Ka Ua Noe』収録。

 


Hanu ʻAʻala / Kamaka Kukona (2013)

2014年ナ・ホク・ハノハノ「新人賞」など3部門受賞したマウイ島のクムフラ・シンガー、デビュー作。アルバム・タイトル曲が秀逸。

 

The Haumana Soundtrack / Various Artists

ハワイのフラダンサーを描いた初の長編映画『ハウマーナ』のサウンドトラック。2014年ナ・ホク・ハノハノ「コンピレーション・アルバム部門」受賞。ロバート・カジメロが歌った名曲『Aloha Aku, Aloha Mai』収録。

 

Kawaiokalena / Kealiʻi Reichel (2014)

ハワイアン・ミュージック界の王者降臨!およそ10年ぶりのオリジナル・アルバムで2015年ナ・ホク・ハノハノ8部門総なめという記録を作った。美しいアルバム・タイトル曲はじめ、メリー・モナーク出場時のエントリー曲『Ke Aloha』、『Hawaiʻi』『ʻO Oe Nō Paha Ia』など粒ぞろいの名盤!

  • よしみ Nui だいすけ
    Daisuke Yoshimi
    担当講師

    【インタビュー動画あり】 1967年2月9日生まれ、神奈川県横須賀出身。1991 年よりハワイ在住。ハワイ大学卒業。フラ、ハワイ音楽に傾倒するハワイ・スペシャリストとして、ハワイを拠点に執筆・コーディネート活動を行う。ハワイのクムフラやミュージシャンとの親交も幅広い。フラダンサーとして、メリー・モナーク、キング・カメハメハの大会出場経験あり。著書に『たくさんのメレから集めた言葉たち』シリーズ、『LIVE ALOHA~アロハに生きるハワイアンの教え』がある。近年、フラダンサーを対象とした日本での講演・セミナー活動に力を入れている。
    facebook: https://www.facebook.com/NuiDaisuke
    公式HP: http://www.yoshimidaisuke.com/

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