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2020.11.17

オアフ島のメレ3「Nā Pua Lei ʻIlima」

ここがポイント

オアフ島をたたえるハワイアン・ソング「Nā Pua Lei ʻIlima」にはどんな情景が歌われるのか。

ハワイ語で「歌」を「メレ (mele)」といいます。
草花を紡いでレイを編むように、ハワイアンは言葉を紡いでメレをつくります。
そのメレで、人や出来事や場所をたたえます。
メレの中にハワイアンの考え方や価値観が透けて見えてきます。
ではハワイの島々はメレの中でどのように歌われているのでしょう。
島をたたえるメレをセレクトしてご紹介します。

ハワイの中心、州都ホノルルがある島、オアフ島をたたえるメレを紹介しましょう。
古くから歌い踊り継がれているオアフ島をたたえる代表的な歌といえば『ナ・プア・レイ・イリマ Nā Pua Lei ʻIlima』。

「なんてきれい、イリマの花のレイ 」
という歌い出しで、オアフ島の島花イリマをたたえます。歌の中に出てくる「カクヒヘワ」とはオアフ島を平和に治めていた古代の王の名前。
作詞はアビー・パレア、作曲はクムフラ・カウイ・ズッターマイスター。彼女の孫であるシンガー、ホク・ズッターマイスターが近年レコーディングしています。



Nā Pua Lei ʻIlima
(Abbey Palea, Kauʻi Zuttermeister)

Nani wale nā pua lei ka ʻilima
ʻO ka uʻi hoʻoheno o Kākuhihewa

Hoʻohihi ka manaʻo lā i laila
Nā pua lei ʻilima e kaulana nei

Kūlana hiehie me ka hanohano
Haʻaheo i ka maka ke ʻike aku

Kaulana nā pua lei ka ʻilima
Ke kikowaena o nā ʻailana

ʻOhuʻohu wale aʻi nā malihini
Ka nani kaulana poina ʻole

Haʻina ʻia mai ana ka puana
Nā pua lei ʻilima e kaulana nei

なんてきれい、イリマの花のレイ 
美しい、カクヒヘワのお気に入り

編み込まれる思い 
イリマ、名高い花

特別な地位と気高さ 
誇り、目に映るその姿

名高い花イリマのレイ 
中心(首都)、諸島の

飾りつける、客人を 
名高い美しさ、忘れられない

歌に伝えよう 
イリマ、名高い花

(訳詞:よしみだいすけ)



「イリマ ʻilima」はオアフ島の島花。
2〜3センチ大の黄色〜オレンジ色 の花をつけるキンゴジカ属アオイ科の植物。 1日しかもたない儚い花。
イリマのレイは花びらを 500枚以上連ねて作る。王族のレイと呼ばれる所以。



「カクヒヘワ Kākuhihewa」は15世紀にオアフ島を統治していた王の名前。 オアフ島をたたえる多くの歌に、島の代名詞として登場します。

 
  • よしみ Nui だいすけ
    Daisuke Yoshimi
    担当講師

    【インタビュー動画あり】 1967年2月9日生まれ、神奈川県横須賀出身。1991 年よりハワイ在住。ハワイ大学卒業。フラ、ハワイ音楽に傾倒するハワイ・スペシャリストとして、ハワイを拠点に執筆・コーディネート活動を行う。ハワイのクムフラやミュージシャンとの親交も幅広い。フラダンサーとして、メリー・モナーク、キング・カメハメハの大会出場経験あり。著書に『たくさんのメレから集めた言葉たち』シリーズ、『LIVE ALOHA~アロハに生きるハワイアンの教え』がある。近年、フラダンサーを対象とした日本での講演・セミナー活動に力を入れている。
    facebook: https://www.facebook.com/NuiDaisuke
    公式HP: http://www.yoshimidaisuke.com/

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